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          印刷について

 通常の印刷ならば印刷方法にわざわざ一項を設ける必要は無いのだが、編集で述べたように、一枚の丁のために、1表上段、2裏上段、3表下段、4裏下段と都合4回の印刷が必要である。
 しかもミリ単位を問題にする豆本では、裏と表および上段と下段の印刷範囲がずれないようにしないと、1ミリの狂いが大きなずれになって見苦しくなり、かつ製本の際の裁断後でも印刷範囲がページの真ん中に来ないで、左右どちらかに寄った不体裁な本になる。
 機種による機能・性能また個別の印刷癖などがあるので一概にはいえないことだが、それらを理解しておくことは必要で、ここでの説明は私の使用機種、エプソンのPM-930Cにもとづいたものである。
 原稿 A4  横長 縦書きの場合として記述している。

1.印刷の設定
 特に記述していないことは通常の設定。
* 余白  一応原稿作成段階のページ設定で決めるのだが、後述のように
     印刷時にも設定の変更が必要になる。
 ・上下 20(から25)弌)椶離汽ぅ困砲茲辰討眄瀋蠅異なる。
     この設定だと中央の空白が広く、上下に寄った感じに印刷されるが
     (下の印刷例中央)これは紙の厚さのために折り畳んだ際中央部分に
     生ずる皺を、本文になるべく影響させないためである。
 ・左右 20
     紙のサイズによる幅の調節つまみをしっかりセットすれば、上下の
     狂いはまず無いし、通常はこれで左右の空きも等しくなり、印刷段
     階でここを変更する必要は無いはずだが、なかなかそうならない。
     私の場合は、19・21に設定しないと、印刷したものを透かして見た
     場合に表裏が一致しない。とくに拡大・縮小印刷では狂いが大きく
     出るのでここを微調整する必要がある。
         
* 印刷ページ指定  
・1枚に4ページ分ずつ印刷するので、三つ置きの数字にする。
  1回目  1 5 9 13 17 ・・・  奇数印刷ページ
  2回目  2 6 10 14 18 ・・・  偶数印刷ページ
  3回目  3 7 11 15 19 ・・・  奇数印刷ページ
  4回目  4 8 12 16 20 ・・・  偶数印刷ページ
 数字で細かく指定せず、奇数・偶数ページの指定でよいように思えるが、用紙の同面の上下段に印刷すべき(1と3)ページ (2と4) (5と7) (6と8)・・・が別の紙に印刷されてしまうので、この方法は2部同時に印刷する場合に限られる。
 しかもその場合には、3回目の下段の印刷前に、すでに印刷されている用紙を1枚おきに交換し、配列を(3,1) (7,5)・・のように並べ替える必要がある。

2.印刷の実際
 1回目の印刷後、全体を長辺に平行に裏返して、裏を印刷する。
 (2回目は1回目の裏側)
 2回目の印刷後、全体を短辺に平行に裏返して、上下段を入れ替え表を印刷。
 その後全体を長辺に平行に裏返して最後を印刷する。

 印刷2回目。裏面も同じ状態。  印刷4回目。裏面も同じ状態  上下が逆になっている。

3.縮小印刷
 縮小印刷を使うことで以下の用紙から8サイズの豆本が作れる。(単位ミリ)
しかし豆本だから小さい方がいいということはなくて、「読む」という立場からみると、本としての意味を残しているのはせいぜいA9版ぐらいまでで、以下は単に珍奇なだけのように思われる。
      A4   →   B 8 [ 90×64 ]
      A4   →   A 8 [ 74×52 ]
      B5   →   B 9 [ 64×45 ]
      A5   →   A 9 [ 52×37 ]
      B6(2L) →   B10 [ 48×32 ]
      A6   →   A10 [ 37×26 ]
      B7(L)  →   B11 [ 32×24 ]
      B7(L)  →   A11 [ 26×19 ]
    ※ A11(80円切手大)の印刷は工夫が必要
      中段は横版B8・B9と和綴じ本
 



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